สวัสดีครับ(サワディークラップ)!(タイ語で「こんにちは:男性」)
パナレーサーマーケティング部のグラベルレース特派員です。
パナレーサーがオフィシャルメインスポンサーを務めるUCIグラベルワールドシリーズに実際に足を運び、コースの柵のすぐそば(=Beside the Barrier)から見たレースの様子をお伝えします。
Beside the Barrierと謳っておりますが、、、今回はコースの内側【Inside the Barrier】からお届けします!
2025年シーズンの終盤、ついに出走の機会を得たのはタイのカンチャナブリ(KANCHANABURI)で開催されるDUSTMANというレースです。
アジア初開催のUCIグラベルワールドシリーズとなるこのレースに参加するため、タイ代理店のサポートのもとバンコクから車で3時間ほどの観光地カンチャナブリまでやってきました。
今回はパナレーサーがスポンサーを務めるAstemo宇都宮ブリッツェンから沢田時選手と、ヴェロリアン松山から阿部嵩之選手もタイでの日程を共にし、選手2名はエリートカテゴリーを、私ともう一人の先輩社員は年代別カテゴリーで130km、そしてわれらがパナレーサー社長は90kmのコースを走ります!
■EXPO DAY(10月30-31日)
10/30(木)-31(金)はエキスポデー、11/1(土)がレース本番です。
受付、エキスポ、レース前日のミーティングはカンチャナブリ中心を流れるクウェー川沿いの大きなホテルで行われました。タイ代理店協力のもと、エキスポにパナレーサーブースを設置しGRAVELKINGのプロモーションとタイヤの販売、メカニックサポートを実施。
今回ブースでは指定空気圧までGRAVELKINGをポンピングし、スタッフのタイムと競う【GRAVELKING PUMPING CHALLENGE】を開催しました!
多くの方に挑戦していただきブースは非常に盛り上がりました。海外、国内のイベントでもこの催しは継続してみようと思います。
成功のコツは、、腰を落として一番下までポンピングすることだとか……!?

木曜日の夕方から、泥まみれのライダーが多くブースを訪れ始めました。話をきくとコースの下見に出かけてコンディションの悪さに返り討ちにあったそうです(泣)。
前日から降った雨で川は増水し、泥だらけの路面になっているようです。試走していた沢田選手、阿部選手からもこんな写真が送られてきました。
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パンクで持ってきたチューブを使い果たしブースでTPUチューブPurple Liteを買われる方、装着したタイヤでは路面に対応しきれないからとより太いサイズのGRAVELKINGに交換される方など、2日間通して活気と不安の入り混じるエキスポでした。
タイ代理店のメンバーは普段は自転車店でメカニックをしており、機材のトラブルやタイヤ交換も慣れた様子で対応していて心強い限り!
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今回年代別ロングコースに参加する私も受付を済ませて、ライダーズミーティングに参加します。参加者総数300人のうちおよそ7割がタイ国外からの参加なので、コースの紹介、注意事項、危険箇所の説明はタイ語だけでなく英語でも詳しく教えてくれました。
コースは130km/1200m upのロングコースと90km/550m upのミドルコースの2つ。UCIグラベルワールドシリーズの一戦ということで、もちろん上位25%には2026年にオーストラリア・ナナップで開催されるUCIグラベル世界選手権 2026の出場資格が与えられます。
■RACE DAY(11月1日)
レース当日、早朝まだ日も昇らない時間からスタート地点のムアンシン国立公園に向かいます。
300人と比較的小さなレースなのでカテゴリーごとに分かれず、すべての年代別カテゴリーは同時にスタートします。スタートラインに並ぶ頃にはあたりは明るくなっており、タイ有数の遺跡を見ながらスタートを待ちます。
活気に誘われてか?野良犬がやってくるのも、またそれを当たり前に受け入れる懐の深さもタイらしいですね(笑)。

小雨が降る中レースがスタート。
最初の10km程度はロードレースのような速いスピード域のまま、集団で最初のグラベルに突っ込んでいきます。深い泥や水たまり、轍を避けて進んで行きますが、次第に集団は離れていくばかり……。私の世界選手権行きの切符が消えた瞬間でした(泣)。。
そこからはとにかくトラブルなく、楽しく走り切ることを目的にレースを進めていきます。ちょうどもう一人の先輩社員とも合流できて、周りを見渡す余裕も出てきました。
(写真/レース公式より)
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熱帯の国タイらしいパイナップル畑の中を走るグラベルは、日本ではあまり見ない赤土です。 コース序盤は急な登りこそないものの、シングルトラックのような細い道を進んでいるとタイヤが沈んでしまうような深く大きな水たまりをいくつも越えていきます。 次第にコースが山の中に入ると、急登セクションでは泥でグリップを失った後輪が空転したり、下りも岩や溝をよけながら進むため心も身体も休まるシーンがありません。 |

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(写真/すべてレース公式より)
やっとのことでレース中盤のフィードステーションに到着。
このレースではおよそ10-20kmごとにフィードステーションがあり、水分や補給食、簡単なメカニックサポートを受けることができます。4つ目のフィードステーションはほぼコースの最高標高地点に位置し、ここを過ぎればこれ以上の登りはないと安心して休憩できました。
しかしタイの自然が牙をむくのはここからでした……。

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(写真上・下左・下右/レース公式より)
下りのセクションはぬかるみや水溜まりも多く、走るラインを選びます。私はあまり下りが得意ではないので、先輩社員にとにかく食らいつくのに必死でした。
下りが終わったと思えば今度は渡渉、川を渡ります。膝下まで、ときには腰まで水につかって足元をさらわれそうになりながら自転車を担いで川を渡ります。グラベルレースというよりはサバイバルレースの様相です。クランクまで水につかるような大きな水たまりも増えてきました。
(写真上・左/レース公式より)
精も魂も尽き果てて下りを終え、残り20kmを切ったあたりですでにお昼を過ぎていました。走り始めに降っていた雨はやみ、晴れ間がのぞいて今度は暑さに苦しめられます。
気温30度近い中、パナレーサータンデムで平坦基調のコースをこなし、ゴールゲートを2人で越えたときの達成感はひとしおでした!
大和社長も無事に完走。
私たちよりも3時間もはやく、エリートカテゴリーはゴールしていました。
結果はなんとASTEMO宇都宮ブリッツェンの沢田時選手の独走勝利!!!!
シクロクロス、マウンテンバイククロスカントリーのナショナルタイトルを持つ沢田選手の経験とテクニック、そしてフィジカルがコンディションの悪いコースで光った結果の優勝でした。
この勝利で澤田選手は2026年UCIグラベル世界選手権の出場権を獲得! おめでとうございます。
阿部選手も機材トラブルに苦しみながら5位という好成績を収めました。お2人ともお疲れ様でした!
同じコースを走ったからこそプロ選手の凄さを実感した1日でした。
(写真:中央/表彰式にて優勝の沢田時選手)
距離、獲得標高以上にハードで走りごたえのあるコースでしたが、GRAVELKING X1のパターンはコンディションの悪い路面でも安心のグリップでした。選手、パナレーサー社員皆オールラウンドな性能のGRAVELKING X1 STANDARDモデルを使用しましたが、一人もパンクなどタイヤトラブルがなかったのもGRAVELKINGの耐パンク性能のおかげです。
私はトラブルなく走り切るためにX1のサイズの中で最も太い50Cを選びましたが、太いタイヤのおかげでグリップも効き、乗り心地も抜群でした。
足元の不安がなくなることは、レースを楽しむだけでなく、ここ一番の勝負所で集中力を保つカギになります。
当社は2026年から3年間、UCIグラベルワールドシリーズのタイトルスポンサー契約を締結しました。来年からは「PANARACER GRAVELKING UCIワールドグラベルシリーズ」として、世界各地でグラベルレースが開催されることになります。
GRAVELKINGでまだ見ぬ土地のイベントにもぜひ挑戦してみてください!
โชคดี(チョークディー)!(タイ語で「幸運を祈ります」)
【Travel Tips🇹🇭】
タイといえばタイ料理です。
カンチャナブリの町じゅうに食堂があり、トムヤムクンやガパオライスなど日本でもおなじみのタイ料理が楽しめます。ただしすごく辛いので気をつけて!
胃腸薬は必須です(笑)。
▶︎▶︎UCI GRAVEL WORLD SERIES DUSTMAN
▶︎▶︎Astemo宇都宮ブリッツェン公式サイトのレースレポート
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パナレーサーマーケティング部のグラベルレース特派員。 バイクと食をこよなく愛するナイスボーイ。 |









