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2021.10.14工場紹介

パナレーサー工場紹介 Vol.03

自転車タイヤができるまで

単純そうに見えて実は多くの工程が必要となり、お手元に届くまでに多くの人の手が必要となる自転車タイヤ。
ここではタイヤを作るまでの各工程とそこで働くスタッフの想いをご紹介します。
Vol.03はパーツを組合せタイヤの形にする成型から最終検査までの工程を取上げます。

成型

トレッド、ケーシング、ビード、ラベルといった各部材を組合せタイヤの形にしていく工程。
スポーツバイク、オフロードバイク、小径車、軽快車などのセクションに分かれている。
部材は繊細なものが多いため部材の組み合わせを行う際には気を遣う部分が多い。
ここで成型したものをグリーンケース(グリーンタイヤ)という。

キーパーソンからひとこと

それぞれの工程でつくられた部材を組み合わせるのが仕事ですが、それゆえ責任も重大です。常に気を配り不具合に気づいてフィードバックを出したりもしています。おかげさまで生産数も伸びており、工場に活気があって嬉しいです。繊細で気を遣う仕事ですが笑顔を忘れず頑張っています!

加硫

成型工程で作られたグリーンケースを金型にセットし熱と圧力を加えて加硫を行う。
ゴムの性能とトレッドパターンを与えるために必要となる工程。
金型は重く、さらにその熱により暑い職場ではあるが、タイヤを完成させる工程として、重要かつ繊細な作業が要求される現場。

キーパーソンからひとこと

窯も熱いですし、焼き上がったタイヤも熱いので夏なんかは本当に過酷ですが、すべての工程を経て最後の仕上げなのでやり甲斐があります。
キャンプが趣味なんですが、最近はキャンプ雑誌でよく自転車が取り上げられていて、グラベルキングを目にすることがあって嬉しいです。
パナレーサーと自分が好きなアウトドアがもっとつながってくれたらいいなと思います。パナレーサーからアウトドア用品を出したいです!

検査

焼きあがったタイヤが製品として問題無いかを検査するお客様の元へ安心した製品を届けるための工程。
一本一本丁寧に目視で検査・二次検査を行う。
ロードタイヤでは重量を測定し基準をクリアしているか確認している。

キーパーソンからひとこと

タイヤを使ってくださるお客様をイメージして、不良を外に出さないよう責任を持って仕事をしています。お客様の安全に関わる商品ですから、大きな不良や連続した不良を見つけたらすぐに担当部署に怒りにいきます(笑)
車からロードバイクを乗っている人を見つけると、うちのタイヤ使ってくれてるかな?って思っていつも見てしまいます。

 

原材料から始まった自転車タイヤも検査の工程を経たら一段落。次は梱包され、皆さんのお手元に届きます。
お見せした工程以外にも、それを支える部署やチューブ・チューブラーを作る部署がありますので次はそれらを紹介したいと思います。

 

Vol.04へ続く