HOME > メディア > プレスセンター > Gravel Party 2021 #2 in ATUMA

2022.01.12協賛・サポート関係

Gravel Party 2021 #2 in ATUMA

2021年11月に北海道勇払郡の浜厚真オフロードパークで行われたGravel Party 2021 #2 in ATUMAに協賛しました。
主催者である小橋勇利さんに質問に回答いただきながらイベントの様子を紹介してもらいます。

Q.先ずはイベントの運営お疲れ様でした。初めて見られる方もいらっしゃるので簡単に小橋さんの自己紹介をいただけないでしょうか?
小橋. ありがとうございます。北海道を中心にバイクフィッティング(YURIFit tune)と競技者指導を主に活動させて頂いております、KBikeService代表の小橋勇利と申します。
バックボーンは、元プロロードレーサーで過去にはヨーロッパを中心に活動しておりました。
ロードのイメージしかない方も多いかもしれませんが、実はMTBの方もジュニアではJCF強化指定選手の代表としてアジア選手権に行ったり、シクロクロスの方もU23で全日本選手権2位だったりとオフロードへの繋がりも深い過去があります。

 

Q.オフロードパークでやられるイベントという非常にキャッチーで興味を惹かれる内容ですが、このイベントが生まれたきっかけは何だったんでしょうか?
小橋. 選手時代からグラベルバイクにはものすごく興味があって、2016年に選手を引退してすぐに自分でグラベルバイクを組んで乗り始め、最初はとにかく色んなところを走り回っていました。

乗り始めた当初から地元からそう遠くない場所にある浜厚真オフロードパークは近くを通るたびに気になっていました。グラベルバイクのイベントを開催するにはとてもいい環境、いいコースなのは知っていたのでいつかここで開催出来たらいいな?と実はずっと狙っていました。(笑)
2020年に知り合いを伝って、コースの責任者にお会いする事ができ、開催に漕ぎ着けました。

Q.参加者のカテゴリー分けやレースの内容など教えてもらえますか?
小橋. 本イベントはガチガチなシリアスレーサーから、純粋にオフロードを楽しむサイクリストまでみんなが楽しめる『お祭り』のようなイベントを目指していて、本格レースから、子ども向けのレースまでご用意しております。
レースの方式は一般的なゴール着順を競うレースがメインですが、トップカテゴリーに位置付ける『Gravel Party CUP』は見にきているお客さんも存分に楽しめるように、ゲーム性を高めたエリミネーション方式(※)を採用しています。
現在はまだまだ参加人数の問題もあり、大まかに上級者・中級者・初級者・女性クラスと分けていますが、次回は年代別クラス分けを考えています。
(※トラック競技などで採用される「どれだけ長く生き残れるか」を競う競技で、各周回の最後尾選手が失格となり、毎周1人ずつ選手が減っていき最終1人になるまで競います。)

Q.実際に参加された人からはどういったコメントや反応があったのでしょうか?
小橋. イベント後、参加者の皆様にはイベントに対する簡単なアンケートをお願いしましたが、100%がもう一度参加したいというポジティブな回答をいただきました。
もちろんまだまだ課題も多いですが、今回収集出来た課題は次回に活かして毎回ブラッシュアップし、クオリティを高めていければと考えています。

Q.グラベルイベントと聞くと、機材にハードルを感じる方がいると思いますが、どんなバイクで参加される人が多かったでしょうか?
小橋. 北海道でのグラベルバイクの普及率というのは、一番普及しているであろうロードバイクなどと比較するとまだまだで、現在は多くの方が参加できるようMTBやファットバイクも混走で走って頂いております。
速さを求めるのであれば、やはりグラベルバイクは必要になってきますが、純粋にイベントを楽しむという点ではどんなバイクでも走りごたえのあるコースレイアウトではないかなと思いますので、気軽にどんどん参加して頂きたいと思います。

Q.タイヤメーカーなのでお伺いしたいのですが、参加者の方はどのタイヤが多かったですか?
小橋. グラベルバイクにおいてはやはりGravel Kingが多かったです。これはパナレーサーさんのインタビューだからといって、お世辞を言っているわけではありませんよ。(笑)
中でもSKが多かった印象ですね、ちなみに私はSSの700×38Cで走りました。
コースは基本ハードパックですが、天候次第で大きく表情を変えます。
第1回開催時のコースは完全なるドライでしたが、今回は泥が多い印象でスリックではかなり難しいセクションもありました。

転がり抵抗を減らし、よりストイックに速く走りたいという参加者はSS、バランス重視で走りたいという方はSKをお勧めします。

GraveelKing SS

GraveelKing SK

Q.当初SNSでお声がけいただき今回の繋がりが生まれましたが、パナレーサーに声をかけようと思ったきっかけは何かあるのでしょうか?
小橋. ズバリ、”グラベルバイクのイベントに積極的なメーカーさん”というのを思い浮かべた時に真っ先に浮かんだのがパナレーサーさんでした。
まだまだ集客には課題がある本イベントですが、グラベルバイクの文化の発展に貢献出来る可能性は大いにあるイベントだと考えていたので、その可能性に共感頂けたのは非常に嬉しかったです。

 

Q.今だから話せる運営する側の苦労した点などありますでしょうか?
小橋. 今回のコースは分岐する箇所がいくつかあり、ライダーが展開次第でコースを選択出来るようにしておりましたが、そのライン作りにはかなり時間を掛けました。
具体的に申し上げると、どのラインも使えるラインにすることです。
複数ラインがあっても、どれか1つのラインだけが明らかに速いと皆がそのラインを選び、レースも変わり映えしないので、どのラインを通っても優劣がないように細かな設定をしました。
この辺りは長年の経験、実は幼いころからコース作りが好きで小学生の頃に友達と2年かけて1周1.3kmのトレイルを祖父の山に作って管理していたこともあり、よくわかっていました。

イベント前日には実際に私が何度も走行して、ライン毎にタイムも測りながら、杭の位置一つ一つを5cm刻みで調整しました。

 

Q.今後どういったイベントにしていきたいですか?
小橋. イベントのポリシーにも掲げておりますが、初心者から上級者、そして大人から子どもまで楽しめる、地域の恒例のお祭りのような、みんなが心からグラベルバイクそしてオフロードの文化を楽しめる そんなイベントにしていきたいと情熱を燃やしています。
そして、北海道という素晴らしいフィールドの魅力やグラベルバイクの魅力を全国へ発信していけるイベントにすることが目標です。

 

今回はありがとうございました。
イベントの楽しそうな様子は動画でもアップされていますのでぜひご覧ください!

 

次回は2022年5月に実施予定されています。
イベント情報はこちらからご確認ください。