今回は6月11、12日に行われた、国内最大級のヒルクライムイベントである、Mt.富士ヒルクライムCYCLE EXPO 2022と、富士の国やまなし第18回Mt.富士ヒルクライムのレポートを書かせていただきます。
関西から向かう我々は前日の6月10日から移動を開始しました。
関西方面の自転車企業さんも多いため、高速道路では他社さんの車を見つけることもしばしば。
各所から同じ目的地に向かっているこの感じはイベントが少なかった最近では久々です。
11日のCYCLE EXPO 2022では3×6mのスペースを取り出展し、新製品のAGILEST LIGHTを中心に展示販売を行いました。
目玉企画として700×25C AGILEST LIGHTをお客様自らで計量し、気に入った物を直接買えるという企画をやってみました。
こちらは好評でお客様やSNSでも「メーカーだからこそできる新しい売り方」、「企画が面白い」といったコメントをいただきました。
ぜひ別イベントでもこういったタイヤメーカーでしかできないような企画をしたいと思います!
他にもソックスやRエアー、小物などのイベント特価品を多くのお客様にお求めいただきました。
昼から雨が強く降る状態でしたが、多くの方にパナレーサーブースへ来ていただきありがたい限りでした。
AGILESTの注目度は高く、多くの質問をいただきましたので一部をご紹介します。
Q:AGILESTシリーズの想定耐用距離はどれくらいですか?
A:走行するシチュエーションにもよるが3,000km以上は持つように走行試験で確認しています。一つの目安にしてください。
Q:AGILEST TLRはなぜこんなにも在庫がどの店にもないのですか?
A:申し訳ございません。予想をはるかに上回る受注を戴いており、生産が追い付いておりません。日々生産はしているので、もう少しお待ちください。
他社さんのブースではやはりロードバイクの試乗が多く、常に人が集まっていました。
中にはグラベルバイクもあり盛り上がりを感じますね。
イベントも一段落したところで撤収し明日の仕事へ備えました。
毎回定番となっているグルメはこちら、
今回も美味しい物で英気を養いました。
そして今回は出展者用の出走枠があるということで、私も初の富士ヒルクライムに挑戦してきました。
今までに1時間を超えるようなヒルクライムの経験は無く戦々恐々でした。
事前のトレーニングは関西方面では定番の六甲山をイーブンペースで登ったり、普段なかなかしないローラーでインターバルトレーニングをしたり、自分もAGILEST LIGHTの軽量な物を選んだりと、あがいて当日を迎えました。
12日当日になり、さていよいよスタートですと言いたいところなのですが、実は弊社では毎回使用タイヤの調査を行っています。
もちろん今回は仕事なのでスタートするのはそれが一段落してからです。。。
調査結果の全てはお見せできませんが、タイヤサイズの比率はこのような結果でした。
数年で大きくサイズトレンドが変化しているのが分かりますね。
タイヤの種類ではTL/TLRの割合も増えていました。
最後までチェックできていないのですが、会場ではAGILESTを装着してくださっている人は多く、認知度は高まっているのを実感しました。
そんなこんなで感慨深くなっている間もなく、いよいよスタート時間が近づいてきました。
曇り空から一転して青空が見えだし、路面も徐々に乾いてきました。
頑張って富士山5合目を目指します。
全長24km、標高差1,255mと長いため序盤は焦らないようにパワーを見つつ走り出しますが、舞い上がっているのかちょっと踏み過ぎ。。。数人のパックになりますが付いていけません。
離れたのち淡々と踏み続けていると徐々に回復し余裕が出てきます。
後ろからちょうど良さそうな速さの人が数人来たのでそちらにジョイン。
追い抜きのタイミングや風に注意しながら距離を消化します。
15km過ぎた辺りでタイムを見るとこのペースはシルバー(75分切り)が狙えるのでは?と気付きます。
後から思い返すと計算したり、周りを見る余裕があったのが良かったですね。
速度落とさないように踏み続けました、この辺りで一緒に走っていた人たちは後ろにおらず1人で走り続けます。
最後の斜度が緩くなる区間では出し切る気持ちでスピードを上げると、序盤に付いていくのにあきらめた人たちを追い抜くことができました。
そしてフラフラになりながらゴール。久々に出し切りました。
気になるタイムは手元のサイクルコンピューターでは1時間14分となっており若干ソワソワ。(降りてから確認したらちゃんとシルバー獲得できていました!)
ちなみにもう一名参加していたスタッフは1時間12分台だったとのこと、次は勝ちたい。。。
実際走行してみて良く分かりましたが、バイクやホイール、ウエアの空力性能や、軽量性や転がり抵抗が非常に重要でした。
今回使用したAGILEST LIGHTは重量だけでなく転がり抵抗値も優れているので安心して走れました。
タイヤ-AGILEST LIGHT 700×25C
ホイール-SHIMANO DURA-ACE C50(内幅21)
ゴール直後は疲弊し二度と登りたくないと思いましたが、一晩明けると楽しかったなという思い出が強く残っており、富士山ヒルクライムという多くの人に愛されているイベントの片りんを味わった気がしています。
果たして来年はどのスタッフが参戦するのか、こちらも楽しみにしておいてください。