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2021.12.24工場紹介

パナレーサー工場紹介 Vol.04

自転車タイヤができるまで

単純そうに見えて実は多くの工程が必要となり、お手元に届くまでに多くの人の手が必要となる自転車タイヤ。
ここではタイヤを作るまでの各工程とそこで働くスタッフの想いをご紹介します。
Vol.04はチューブラータイヤやリムテープ、ビードといった物を作り出す特殊品工程と、チューブの工程を取上げます。

特殊品工程

タイヤの構成部材であるビードワイヤー、リムテープ、チューブラータイヤを製造する工程。
ビードはタイヤの安全性に関わる非常に重要な部材のうちの一つ。
主にレースで使用されるチューブラータイヤはミシンを使い縫い上げて作られている。
この工法には非常に高度な作業スキルが求められるため、社内でもできる人は限られている。

キーパーソンからひとこと

チューブラータイヤはレースシーンが中心の商品ですので、プロ選手とコミュニケーションを取って製品づくりに活かしています。
選手の要望に応えられるように自分たちがつくったタイヤがレースの勝敗に関わるかと思うと、期待と心配が入り混じったなんともいえない気持ちになります。

 

チューブ

源泉工程で出来上がったゴムを使いチューブを作る工程部署。
ゴムを筒状に押し出し、一定の長さに切り分け、バルブを付け、環状に繋ぐ。
その後1本ずつ金型に入れタイヤと同様に、熱と圧力を加え加硫を行う事でチューブとなる。
完成後は外観検査、空気を入れ24~48時間放置しエアー漏れや不良品が無いかを確認したのち1本1本梱包し出荷される。

キーパーソンからひとこと

タイヤでは工程間で別の担当になっているところも、チューブの工程では少ない人数で行いますのでスタッフ間の密な連携が重要で毎日大変です。
担当することが多いため製品に思い入れがありまして、量販店の自転車コーナーなんかに行くと「もっと目立つように置いてくれ」って思ってしまいます(笑)
これからもお客様に満足していただける製品を届けていけるよう頑張っていきます。

 

想像以上に人の手が必要となるタイヤ・チューブの製造工程、いかがでしたでしょうか?
皆さまに安心してお使いいただくために各社員それぞれが日々製品と向き合い製造・開発を進めています。
また次回はこれらの現場を支える部署について紹介したいと思います。

 

Vol.05へ続く