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2022.09.23協賛・サポート関係

PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2022

今回は9月3日、4日に北海道のニセコで開催された「PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2022」に参加したレポートをお届けします。 パナレーサーは20227月に一般社団法人HOKKAIDO EVENTSと「NISEKO GRAVEL」のタイトルスポンサー契約を締結しており、「ニセコを日本のグラベル文化の発信地に」というコンセプトを軸に、ニセコおよび日本国内のグラベルイベントをより一層盛り上げていくためのサポートをしています。
パナレーサーがニセコで開催されるグラベルイベントに協賛・出展するのは、2021年のテスト開催、2022年の春開催に続いて3回目です。

私自身は今回が初めてのグラベルイベントへの参加です。
参加が決まってからはメーカーさんにグラベルバイクをお借りし何度も乗り、ポジションを合わせ、バイクやタイヤの感触をよく確かめてからイベントに臨みました。

イベントに参加するスタッフは、イベント前日の92日に伊丹空港に集合し、そこから新千歳空港へと移動しました。

バイクはそれぞれの輪行バッグに合わせてハンドル、ペダル、リアディレイラーなどを取り外して収納しました。
今回使用した輪行バッグは、普段電車で輪行するときに使っている輪行袋に比べて厚く、安心感がありました。
ハードルが高く感じる飛行機輪行ですが、空港職員の方々がバイクを丁寧に扱ってくださったこともあり、トラブルなく輪行することができました。

新千歳空港に着くと、気持ちのよい空気が我々を迎えてくれました。関西に比べて湿度が低く、過ごしやすい気候です。
空港からは2台のレンタカーに分乗して、約2時間先のニセコ町を目指しました。
昼食や買い出しを済ませて、ニセコ町に到着したのは日没後。気温も一気に下がり、半袖・半ズボンでは寒いです。日没が早いことや日没後の気温が低いことからも、北海道に来たことを実感します。
夕食はホテルの近くでジンギスカンをいただきました。臭みがなく、柔らかくて食べやすいお肉は、たくさん食べても飽きることはありませんでした。
ジンギスカン以外にも、じゃがいもやとうもろこしなどを食べましたが、どれも絶品で最高の夕食でした!(美味しすぎたので3泊4日の出張中に2度訪れました)

93日(土)は、グラベルの楽しみを伝えるメーカーやブランドが集まるグラベル・フェスティバルに出展しました。パナレーサーでは、このイベントのためにTシャツバンダナを製作し販売しました。
これらのデザインの中には、GRAVELKINGシリーズのタイヤパターンが使われています。

さて、どのタイヤのパターンでしょうか。(こちらは現在オンラインショップで購入可能ですのでぜひお買い求めください!)

会場内のステージでは、YouTuberのけんたさんをはじめとする著名な方々がトークショーを行っており、パナレーサーのスタッフもステージに上がりイベントを盛り上げました。

会場内では、多くの来場者がGRAVELKINGシリーズのタイヤを装着してくださっており、グラベルを走る方々の間で広く使われていることを確認できて嬉しく思いました。

94日(日)は、本番となるライドイベントに出走しました。朝から青空が広がっており、絶好のライド日和です。ライドイベントに出走するスタッフは、4つのコースから自分に合ったコースを選択し完走を目指します。
それぞれのコースデータは以下のとおりです。

コース

距離

グラベル率

獲得標高

EXTRA LONG

115.3km

49%

2226m

LONG

93.5km

48%

1793m

MIDDLE

63.4km

43%

1216m

SHORT

41.1km

22%

784m

(大会主催者作成のコースデータより)

一番長いEXTRA LONGコースには、私を含め3人のスタッフが参加しました。
コースデータを見ると、多くのアップダウンがあり、難易度が高そうな予感がします。
参加者には大物YouTuberや弊社社長もいましたがお気づきになったでしょうか?

スタートして間もなくグラベル区間が始まりました。未舗装路の下りは慣れていないため、スピードを出しすぎないよう注意しながら走行しました。
少し跳ねるような感触があったので、空気圧を200kPaから180kPaへ落とすと、バイクのコントロールがしやすくなったように感じました。
空気圧で大きく印象が変わるのもグラベルバイクの面白いところです。未舗装路の下りではパンクにみまわれた方が何人かいらっしゃいましたが、修理に慣れているスタッフが積極的にサポートを行いました。EXTRA LONGコースにはチェックポイント(CP)が4か所ありました。CPでは、甘~い「ようていメロン」、MANABARPOW BARなどの補給食、ドリンクが用意されており、地元の物を楽しみながら次のCP・ゴールへ向かうためのエネルギーを補給することができました。今回のグラベルイベントはグループでの参加者が多く、仲間同士で談笑しながら走ったり、足を止めて写真を撮ったりして、北海道の雄大な自然の中でのライドを思い思いに楽しまれていたのが印象的でした。ライド中には、当社サポート選手で海外のグラベルレースを走る竹下佳映選手や宇都宮ブリッツェン所属の小坂光選手(2021年全日本シクロクロス選手権チャンピオン)、CXで活躍されている竹之内悠選手と一緒に走る機会がありました。
このような方々と気軽に一緒に走れるのもグラベルイベントの良いところです。

竹下選手からはUnbound Gravelの体験談や下りを走るコツを聞くことができて、とても貴重な経験ができました。
ライドも終盤に差しかかり、脚に疲労が溜まってきたスタッフの前に現れたのは、未舗装路の急坂です!終盤にこの坂を持ってくるとは、かなりハードなコース設定です。難所をクリアし、ゴールの会場が近づくにつれて、もうすぐでゴールだ!と思う一方で、楽しいライドが終わってしまうことに対して寂しく思う気持ちも強くなります。
そして、ゴールへと続く最後の坂道を上りきり、3人揃って無事EXTRA LONGコースを走り切ることができました。

今回のグラベルイベントを走り終えて、一口に「グラベル」と言っても、砂利の大きさが異なったり、草が生い茂っていたり、様々な路面の状態が渾然一体となっていることを体感できました。
また、空気圧を調整したり、スキルを身につけたりしながら、それらの環境に適応して走ることは楽しいことだと感じました。
ニセコグラベルをまた走りたいと強く思うとともに、普段の週末ライドでも近くのグラベルを走りに出かけたいと思いました。

グラベルに興味がある方は、ぜひニセコグラベルを走ってみてください!最後に、EXTRA LONGコースを完走したスタッフのコメントと使用した機材を紹介しますので、機材や空気圧の参考にしてみてください。
ここまで、レポートを読んでくださりありがとうございました!

■スタッフMコメント:
プレイベントやスプリングライドなどでニセコのグラベルに慣れた気になっていましたが、今回走ったことのない箇所もたくさんコースとして取り入れられていてニセコのポテンシャルに驚かされました。また来年も走りに来たいです。

■スタッフSコメント:
2度目のニセコでしたが、今回もスケールの大きさに驚かされました。コースはハードでしたがアドベンチャー感いっぱいでとても走りごたえがあり、ゴール後は達成感で胸がいっぱいでした!
来年もニセコでお会いしましょう!

■スタッフA’

  • バイク:Canyon Grizl
  • 使用タイヤ:GRAVELKING SS 700×43C
          内幅24mmのホイールで空気圧180kPa /体重58kg

Photo : Tanabe Nobuhiko神楽坂つむり、Y.A

最後にPVも完成しましたのでぜひご覧ください!

来年は現地でお会いしましょう。