HOME > メディア > プレスセンター > 【現地レポート】真夏のコロラド、グラベルイベントツアー「SBT GRVL」

2023.09.07協賛・サポート関係

【現地レポート】真夏のコロラド、グラベルイベントツアー「SBT GRVL」

北米大陸のど真ん中、コロラド州のスチームボート・スプリングスで8月18日(金)~20日(日)の3日間にわたりグラベルレース「SBT GRVL」が開催されました。昨年に引き続き、当社はイベントの協賛とExpo出展を実施。イベントに参加した当社スタッフの現地レポートをお届けします!

◼️◼️◼️SBT GRVL

「SBT GRVL」は北米で最も参加者の多いグラベルレースのひとつです。競技色が強いイベントにも関わらずエントリーは即完売20か国から3500人がレースに参加しました。Unboundほど国際色豊かではありませんが、Expoへの来場者は1万人程度まで増えているそうです。

参加者のうち3分の2は当イベントに初参加のライダーとのことで、まさにここ数年の北米の“グラベルがトレンド”を象徴していました。

◼️◼️◼️Expo

Expo18() 12から開始でしたが、朝9時よりPanaracerアンバサダーのイザベル・キング(Isabel “Iz” King)と走るシェイクアウトライド(コースマップ)を当社主催で開催。イベント開催前の朝にもかかわらず200名強のライダーに参加いただき大好評でした!
写真中央オレンジのジャージの女性がイザベル・キング(@king_iz

Expo全体としては昨年よりも盛り上がっていた印象です。フードトラックや観光関連、自転車に直接関わらない出展も増えました。

当社のブースは昨年と同じ場所。グラベルキングシリーズやアジリストシリーズを中心に展開しましたブース販売は好調で、グラベルキングの2023年限定カラーは大好評!

おかげさまで持参した商品は全て完売という結果に。イベント前に制作したグラベルキングの前掛け(通称:砂利王エプロン)は足を止めて見入るお客様が続出するなど、意外なヒットの予感です。

 注目は完成車ブランドのMoots地元スチームボード・スプリングスにファクトリーを構え、最高級ハンドメイドチタンフレームを40年以上にわたり作り続けるローカルメーカーということもあり、イベントではシェイクアウトライドも開催。会場から工場見学も楽しめるというローカルならではのシェイクアウトライドは、大盛況だったようです。

他にもLiteSpeedOBEDALLIEDOTSOなど、当社と取り組みの深い完成車ブランドが出展。多くの完成車バイクにはグラベルキングが装着されており、イベントでのグラベルキングのシェアはとても高くなっていました。

◼️◼️◼️レース
  • Black Course: 142miles/ 高低差 9,200feet/ 未舗装路区間 100miles
  • Blue Course:   100miles/ 高低差 6,000feet/ 未舗装路区間 70miles
  • Red Course:    60miles/ 高低差 3,600feet/未舗装路区間 50miles
  • Green Course37miles/ 高低差 2,000feet/ 未舗装路区間 20miles

Expo時には突然の大雨や突風が吹いて路面が荒れたりしましたが、幸いにもレース中は穏やかな天候が続きました。

    コース全体の約7割がオフロードコース。大きな岩や鋭利な石も比較的少なく、当社としてはグラベルキングSSのチョイスを推奨します。急な天候変化でぬかるんだ場合への対応力の深さとしてはグラベルキングSKが勝りますので、どちらを選択するかは悩ましいところ。前輪SK/後輪SSなどの組み合わせもオススメです。

    そういえば、過去のこんな動画がありました。
    「SBT GRVL 2021」コースでグラベルキングSSとグラベルキングSKのフィールドテスト。

    Panaracerのサポートライダー、コロラド州出身のアン-メイ・エリソー(An-Mei Ellisor @a.m._mtb)がBlue Course(100マイル)の19-29歳部門で見事3位に輝きました! 女性部門全体でも10位に入る活躍。
    おめでとうございます! 今後の躍進に期待しています!!

    ◼️◼️◼️北米グラベルの現在

    イベントのロングコース(142/100マイル)のタイヤ調査を行った結果、グラベルキングは約25%とトップシェアを堅持。多くのライダーに当社のタイヤを選んでいただき、うれしい結果となりました。

     「SBT GRVL」は、スチームボード・スプリングスというリゾートタウンの地域柄もあってか、ハイスペックな完成車を沢山見かけました。ブースで話をしていても品質を重視されるお客様が多く、Panaracer商品の生産背景や商品特徴など深い話を聞きたいと望まれる方も沢山いらっしゃいました。当社のブランドが受け入れられているのは大変名誉に感じます。

     新しいものに敏感なグラベル市場には常に新製品や新技術が投入され、他社の猛追もあります。。当社がトップシェアの座を維持し続けるためにも、マーケットの動向を注視しながら皆さまに喜んでいただける商品をお届けできるように、これからも新製品や新技術を投入していきたいと思います。

    北米以外に目を向けると、グラベル人気は欧州でも盛り上がりを見せています。SBT GRVLと同じオーガナイザーが運営する欧州版SBT「FNLD GRVL2023年6月にフィンランドで初開催され、約800人の参加者があったそうです。ますます眼が離せない欧米のグラベルマーケット。

    また来年、「SBT GRVL」でお会いしましょう。

    ※はやくも来年のSBT GRVLのスケジュールが発表されました。