コロラド州でトップクラスの人気を誇るグラベルレースのひとつ『THE RAD DIRT FEST(ラッド・ダートフェス)』(10/7〜9)に、当社は出展・協賛しました。
レースは砂漠ゾーンに加え、コロラド州とニューメキシコ州の国境付近の山岳ゾーンという、まったく異なる路面をハイライトにしたグラベルコースが特徴です。
カテゴリー中最長のSTUBBORN DOLORES(165マイル)のコースマップ
レースは日の出とともにレースがスタート。
もっとも距離の長い「STUBBORN DOLORES」から順に、各ライダーが朝日に向かって駆け抜けていきました。
男子最長の165マイル「STUBBORN DOLORES」では、昨年に引き続き地元コロラド州ボールダー出身のジョン・ケラー選手が優勝。
自身のコースレコードを更新する8:05:15の好タイムでした。
【コース状況】
イベントの最長コース「STUBBORN DOLORES 」の路面状況を確認しました。
高低差が激しく、獲得標高は約3500m。路面もドライとウエットの差があまりにも極端すぎるので驚きました。気象もすぐに変化するので、レースは波乱の展開に。
コースの東側と西側ではまったく地形が異なります。
東側は砂漠のような乾燥地帯、西側は山岳エリアで路面もウエットな状態でした。
砂漠エリアは砂が多く、石の大きさもそれほど大きくなく鋭利ではありませんでした。
舗装道路が多くコースは適度にメンテナンスされているようでしたが、路面はだいぶ荒れています。
山岳エリアについては、途中乗用車では通れそうもないほどの泥道で、かつ道幅が狭くなっています。山中のMTBコースのようなルートは、細いタイヤでは危険とすら感じました。グラベルバイクでも不安だったのではないでしょうか。
スタート/フィニッシュ地点のトリニダードのダウンタウンは、西部開拓時代の雰囲気を残す古い建物が多い地域です。ダウンタウンから砂漠地帯や針葉樹林が生い茂る山脈までは、景色を楽しめるコースという印象でした。
■■■イベントを終えて
レース当日は最低気温5℃という寒さと曇りがちの天気のため賑やかなスタートにはなりませんでしたが、参加者は歴史ある街並みから砂漠エリアや針葉樹林が生い茂る山岳エリアなど、『THE RAD DIRT FEST』の醍醐味であるダイナミックなコースを存分に楽しめたのではないでしょうか。
当社ブースに訪れる方の半数以上は当社品の使用経験者で、それ以外の方も当社品に興味を持たれている方が多く、グラベルロードでの当社認知度を実感できました。
イベント自体は比較的小規模ですが、参加者はコースを走ること、景色を楽しむことに満足されていたようです。アメリカで多く開催されている競技色の強いグラベルイベントとは、少し趣向の異なる印象でした。
今後、このイベントがどのように変化していくのか気になりますが、『THE RAD DIRT FEST』の独特な雰囲気は残して欲しいと思います。