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2023.03.24Avant-Garde

The Gravel goes on. ~KAEさんインタビュー~

長年パナレーサーのアンバサダーとして北米を中心に活躍されている竹下佳映さん(以下KAEさん)が、丹波市にあるパナレーサーの本社工場を来訪されました。
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年ぶりだという日本で感じたことや、タイヤが作られている様子を見て感じられたこと、丹波を走ってみての印象、日本と海外のグラベルの違い、今後の展望を聞いてみました。
 

パナレーサー)
パナレーサーの本社工場へようこそ。
日本でのグラベル人気と共にKAEさんの認知度も上がってきているとは思いますが、改めて簡単に自己紹介をしてもらえないでしょうか?

KAEさん)
生まれ育ちは北海道の札幌です。
19
歳の時に独り渡米し、移動手段がなかったので自転車を購入しました。
その時のエントリーレベルのロードバイクが、初めてのドロップハンドルの自転車です。
自転車がスポーツだということは数年してから知りました。
グラベルバイクは、現代グラベル発祥の地、アメリカ中西部で盛んになって来た頃から乗っています。
現代グラベルの第一世代ですね。
グラベルに惹かれて、多くの州に遠征して色んな大会に出ました。
今では日本でも知られてきたアンバウンド・グラベルDK200と呼ばれていた頃から参加しています。

2017年に米国のグラベルレースチームに所属することになりました。これがパナレーサーとの出会いのきっかけです。
この年からチームのタイトルスポンサーだったパナレーサーのグラベルキングを使い始めました。
プライベーター活動に切り替えた今も愛用しています。

 

パナレーサー)
ありがとうございます。日本は7年ぶりとイベントでもお話されていましたが、どんな所で実感をされましたか?
また印象的な食べ物や場所はありましたか?

KAEさん)
サービス業の丁寧さ、便利さ(コンビニ、道の駅)、どこに行っても食べ物が美味しい!!
セブンイレブンの珈琲がコスパが良いと教えてもらって、ほぼ毎日行きました。
アメリカのセブンイレブンとは雲泥の差でした。日本ならではの文化と歴史はやはり素晴らしいですね、もっと色々体験したかったです。


~旅の写真をいただきました、自転車以外にもたくさん日本を楽しまれていたようです~

 

パナレーサー)
自転車タイヤの製造工場を見られていかがでしたか?

KAEさん)
製造プロセスは思っていたより複雑で、作業の細かさに驚きました。
手作業の割合がとっても多いんです。さすが職人技!という場面も見せていただきました。 ひとつひとつ丁寧に作られている製品なんですね。
長年アンバサダーとして活動しているのが更に誇らしく思えました。
何年も前からずっと訪問したいと思っていたので、嬉しかったです。 アメリカの友人たちは皆羨ましがってましたよ!

 当日はラベル貼りも体験してもらいました。

 

パナレーサー)
工場見学に合わせて周辺の丹波地域を走ってもらいましたがどうでしたか?

KAEさん)
山に囲まれて静かでいいところですね! 
天気が良かったしライド日和でした。 大きなコスモス畑は満開の時期だったし、マイナスイオンに溢れそうな森林グラベルロードはまた乗りに行きたいです。
ご案内ありがとうございました。

 

パナレーサー)
ニセコグラベルという大型のグラベルイベントが日本で開催され、参加されましたが率直にどうでしたどうでしたでしょうか?
(※2023年は5月21日と9月23~24日で開催予定です。)

KAEさん)
私がグラベルバイクを乗り始めた時から、北海道は絶対グラベルイベントに向いているな、と思っていたので、パナレーサー・ニセコグラベル開催を楽しみにしていました。
雰囲気はとってもリラックスしていて皆でわいわい楽しめて、私がグラベルを始めた頃を思い出しました。
(今と違ってグラベル機材は当時一切存在していませんでしたが。) 全てがダイナミック! 
走りごたえのあるコースで、景色は最高。「北海道はでっかいどう」と言われる通り、広々とした道は誰もが楽しめたと思います。
もっと多くの人に是非参加してもらいたい!!と思いました。

 

パナレーサー)
日本のグラベルは今後どうなって行くと思いますか?また日本のサイクリング界で足りていないと思う部分は感じられましたか?  

KAEさん)
予測するのは難しいですが、もちろんグラベル人気の上昇に期待します!
レースであれ、ファンイベントであれ、もっと多くの大会が開催されることを願っています。
まずはグラベル人口がまだまだ少ないと思うので、グラベルライダーを増やすところからですね。
メーカーやショップの定期的なグラベルライドとか、メディアでの更なるグラベルトピックの取り上げかしら?
グラベルロードが公道として多くあるアメリカと違って、日本ではグラベルを見つけるのが大変かもしれませんが、グラベルの定義は広いので、グラベルはこういうもの、みたいな形式に囚われず、自由に沢山の人が楽しめればいいと思います。
 

パナレーサー)
2023
年の参加イベントスケジュールは決まっていますか?またここは行きたいと思う場所はどこですか?  

KAEさん)
日本で知られているアメリカのグラベルレースは1~2つかもしれませんが、グラベルレースはごまんとあり、アメリカ国内では毎週末どこかでグラベルレースが行われています。
国が広いので一つの週末にゆうに二桁の数の大会があります。
私は新しいことが好きなので、まだ経験したことのないレースに興味がありますね。 去年2度遠征したアイスランドには、また今年も行くと思います。あと2~3は海外レースに行きたいですね。
アンバウンドは、他のレース遠征とのスケジュール調整もあるので、まだ距離は決めていませんが参加します。
パナレーサーさんとはそこでお会いできますね! カレンダーは常に大会やイベントのオプションをいっぱいにしておいて、その時の状況で選べるようにしています。

フルタイムの仕事がありますから、トレーニングに割く時間もレース遠征するのも、常に生活とのバランスをどう取って両立させるか、というとこですね。 行きたいところ、やりたいことばかりで大変です! 
日本?もちろんです!
今年はアメリカ東部のアパラチア山脈方面で過ごすことが多くなりそうなので、中西部のだだっ広いグラベルとは全く異なるグラベルを味わえそうです。
SNS
で写真を載せていきたいと思います。
 

パナレーサー)
最後に日本のファンの方へ一言メッセージをください  

KAEさん)
グラベルはアドベンチャー満載です。
もう既にグラベルファンのあなた、どんどん新しいエリア開拓しましょう! グラベル未経験のあなた、今までとは違った楽しみが待っています。
是非試してみてください。
Remember to keep the rubber side down and the wind at your back!  

今回はありがとうございました。
またグラベルの上で一緒に走れるのを楽しみにしています!   


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